セミの美学
ちょっと前の話になるけど、
夏の終わりに、近所の公園を散歩してたんだよね。
そしたら、目の前をポトリと息絶えたセミが落ちて来た。
もう、ボロボロだったね。
セミってさ、7年間も、土の中で木の汁を吸って生きてるでしょ。
で、地上に出て来て、最後の7日間を過ごす。
それからセミは激しく鳴いて、パートナーを見つけて、交尾して、
土の中に卵を産み付けたら、ポトリと落ちて死ぬんだ。
そのセミを見た時、ボロボロだけど、
「かっこいい!」と思った。
自分が生き続けることだけでなく、「後世を育てる」ことに命をかけてるから。
それがセミの美学なんだね!
昔、私が勤めていたABBって多国籍企業のカリスマ経営者もそういえばそうだった。
スイス人だからかな。社内風土は他の外資系企業と違い、マトリックス組織を
取り入れたりして、当時は話題になった重電機器メーカーだった。
トップのパーシー・バーネビックはグローバルかつローカルに全マネージャーに後世を育てることを義務付け、徹底させていたことをよく覚えてる。
厳しいおっさんだったという印象。
後世を育て、「教育」がある企業とそれがない企業。
それがブラック企業かそうでない企業の境目でないかなぁという気がするけど、どう思う?。
人間以外の様々な生物の一生を観察すると、いろんなことが分かるよね。
それにしてもセミの生き様はかっこいい。
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