今日のみんみん♪

Misakiの幼い頃からのあだ名は”みんみん”。みんみんの日常生活をあれもこれもゆるーく綴ります。

必要だったのは、水・塩・紙

おはようございます。

ちょうど2年前、天皇陛下皇后陛下フィリッピンを親善目的に訪問されていました。戦没者の慰霊もされていました。ご高齢なのに、本当に頭が下がる思いをしたのを覚えています。二人の仲睦まじい様子は、海外のメディアにも好意的に映っているようですね。

 

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 フィリッピンには祖父が第二次世界大戦のとき、通訳兵として出兵しました。終戦も近いフィリッピンは雨期で、当時39歳だった祖父は米軍の攻撃から逃れてルソン島の中部を東へ東へと人跡未踏の山中奥深く落ち延びたそうです。蛇、蟹など捕えては仲間の隊員とお互いに分け合って食し余命を保ったとのこと。そんな環境のなか、生きのびるために必要なモノは“水・塩・紙”だったそうです。塩はなんと発汗したときに眉の上にできる白い粉をなで舐めていたそうです。ですから、祖父は晩年になってもなんでも「美味しい、美味しい」と言って食べるそんな人でしたね。
 結局、インドネシア語のできる通訳兵だったので、一人だけ本国から帰還命令がでて、何とか飛び乗った船が最後にルソン島を出た船でした。隊の中で生き残ったのは祖父だけだったそうです。戦争は本当にこわいと思います。

 

追伸:
水が必要なのは、炎熱の地でしたし、塩分はもちろん必要ですよね。紙は排便のときに必要だったとの事。木の葉っぱでは痛いそうです。トイレットペーパーのありがたみを感じます。