小四の時の物語:『たん吉とたん吉の両親』。
昨日、実家の母が私が小学校4年生の頃の作文集を送ってくれた。きっと押入れから出てきたのだろう。家族の話とか傑作で紹介したいのだけど、プライバシーもあるのでできないのが残念。今日はその代わりに小四の時に私が創作した昔話を紹介するね。
タイトルは、『たん吉とたん吉の両親』。
『たん吉とたん吉の両親』
むかし、あるところにびんぼうな家がありました。
でも一つのよろこびがありました。子どもです。天の神様からいただいたのです。でもよい名前は、うかびません。その子は、名前はしばらくありませんでした。
そして、百日たったある日、一人のろう人がお客としてきました。ろう人は、わけを聞いて、
「 たん吉は、どうじゃろう。わしは、いいと思うがな。」
と言いました。家の人たちは、考え考え、たん吉にすることにしました。
それから、18年たったある日には、たん吉は、もうりっぱな青年になっていました。村の人々からもしたしまれ、好かれ、よいことばかりしていました。その時には、たん吉の両親は、うなづいて、
「よいことをした。よいことをした。」と言って、ほめました。でもたん吉の両親は時々考えこむ時がありました。たん吉は心配して、
「お父さんお母さん何を考えてらっしゃるんですか。心配ごとなら、このたん吉に相談してください。」
と言いました。でも、
「だいじょうぶ心配しなさんな」
と言って、あまり聞きません。でもたん吉は、何回も何回もしつこく聞くので、しかたなく話し始めました。
「たん吉お前はなぁ、神さんの子じゃ。だから、いつでもやさしく、相談相手になるといつでもよいことをしておる。」
と言いました。たん吉は、
「いいえ、私は、お父さんとお母さんの子です。」
と言いました。でも二人は、
「しょうこは、ちょんとおる。わしらがねてる時、ゆめで、神さんがでてきて、こう言った。お前たちには、わしの子をやろうとな。よく日起きたら、お前のお母さんのねもとにおまえ、つまり、たん吉がいたというわけじゃ。」
と泣きながら、言いました。たん吉も泣いていました。その時、戸がガタンガタンとなりました。その時、たん吉とたん吉のお父さんは、かまえました。その時、ふすまがこわれました。村長さんがいました。村長さんは
「よくだまってた。悲しいのをがまんして。」
と言いました。その時、村長さんは、手を顔にあて、ぐにゃぐにゃとまげた時、へんなかすがおちました。顔を見ると、たん吉の父さんが、
「あの時の神さん」
と大声でさけびました。そうです。村長が神さまでした。神さんは、
「わしは、神。ある日、ある女の神がきて、わしにあずけて、どこかにいった。あずけたものは、たん吉おまえだ。そして君たちにやっとあずけてから、ゆめに出たんじゃ。」
と言って、きえて、いなくなりました。
たん吉たちは、
「ありがとうありがとう」
となんべんも言いました。
それから、その家は、さかんな家になったそうです。
ーおわりー
たん吉、良かったな!たん吉って味わい深い名前だね。
てか、小四の私、なんで、”たん吉”という名前を思いついたのかよくわからないけど、たん吉だけじゃなくて、みんな神さんの子どもじゃないかな思うよ!
神さんの子を育てさせてもらっているんだと思うと、自分とは別人格なわけだから、大切に愛情深く育てたくなるよね。
今日も「今日のみんみん♪」に来てくれてありがとう!